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Good morning my dream.

ハロー、シンセワールド!

社会人になった、つまりそれはロボコンを引退したという事で。次に何を楽しみに生きようかと考えていた辺りで、子供の頃ピアノを習っていたのもあって、ひょんな事から音楽に興味を持った。

 

工作記録を付けようかと思ったんだけど、O'Reillyが出してKORGが翻訳したアナログシンセサイザー製作の入門書がこれ以上ないぐらい丁寧なので、補完するメモ書きがほぼない。(本当にびっくりするぐらいない)組み込み開発と違ってリフロー環境を整える必要すらないし、ツールの選定、ハンダの付け方、材料の購入方法は素人が書くより圧倒的に役に立つコメントが添えてある。

 

https://www.google.co.jp/amp/s/www.oreilly.co.jp//books/9784873117515/mobile.html

 

ここから電子工作を始めるメリットも数え切れないくらいあるけど、なにより実験しながら出来るのが良い。いろんなことが最短でわかる

 

まあ、だから逆にこのブログに関しては、本当にこれやりましたよっていうただの報告になりそうな感がある。まあでも強いて言えば、多分シンセサイザー作りたいモチベーションを持つのって、音楽が好きで電子工作に入門する人と、電子工作が好きで音楽に入門する人の二択だと思うから、その周辺にいる……バックボーンの違うエンジニア諸氏や音楽好き諸氏のお話を聞きながら、音楽ワールドに入門出来たら良いなって思う。

 

さて。

肝心のノイズトースターだけど、パーツリストと波形に関してはかなり詳しい解説があるのに対して、基板そのものの解説はちょっと乏しい感じがした。おそらく、初心者は既製基板を購入する事を前提されているせいで、調べたら実装されてない作っただけの基板が20ドルぐらいで販売されていた。

だけど現時点の日本じゃノイズトースターの生基板は売ってなくて(まあこれも、2017のメイカーフェアで秋月がキットを売っていたらしいから若干時間の問題感あるけど)自分で作った方が安い。

しかも、教科書にはパターンまで載せてあるので勉強がてら作るのにピッタリだ。

 

設計図を作るソフトをCADと呼んでいて、回路図を作る専用CADにイーグルがある。昔は小さいメーカーの作っていたCADだったんだけど、今はオートデスクというインベンダーなどがあるCADメーカーに吸収された。

 

ということで、イーグルの基本操作のチュートリアルでも書こうかと思ったけど、なんかもう僕が書くまでもなく情報がいっぱいあるんだよね。CATIAとか情報少ないCADならともかく、こんな愛と熱量にあふれた記述が山ほど見つかるCADもなかなかないし、感謝と共にリンクを貼っておく

 

http://www.picfun.com/Eagleframe.html

 

後はプリントパターンのコツみたいな事を書けたら良いなって思うんだけど、ロボコン時代に自分の中に構築された感覚は完全にデジタル回路のやつだし、アナログ回路について書けることってあんまりない。

 

ただ、私がなんとなくイメージとして持っている運動神経的な感覚をメモしておくと

 

・クロックとかスイッチ回路は存在そのものが他に影響を与えやすい。GNDからノイズが来た初めての経験はモーターを動かした時に制御系が死んだ経験なんだけど(その時生まれて初めてフォトカプラを使った)最初ちょっとびっくりするし、NCとか持ってなくていきなり中国とかで基板発注してた場合枚数が一気にくるからめちゃくちゃ落ち込む。だからホントはNC環境へのアクセスを勧めるんだけど……高いよねえ……なんか良い手がないか考えておくよ。

 

・プリントパターンの配線の角は可能な限り丸く。線幅と間隔はルールを守る。特にグランドを配線からチョット離す(普通の間隔の3倍ぐらい)。

……これはバイト先で経験した設計ルールのうち、無視した結果痛い目にあったから特に書くんだけど、幾何学的なルールは迷った時に優先さした方が良い。

 

・プリントパターンそのものとか、それと実装した部品とかが積み重なったり悪影響を及ぼしたりして、インダクタンス、静電容量、抵抗なんかを考えないといけない時がある。そういう時の検索ワードというか、フィールドは分布定数回路ってやつになると思う。(http://asaseno.aki.gs/tech/bunpu01.html)

 

でもまあ、ぶっちゃけすごい難しい世界なんだよね。とりあえず私のような日曜大工的に入門してみたい者としてはサクサク妨害はヤダ。ってことで、まあクソ雑な回避策を書いておく。

 

概算で大事なのはオーダーを知ってるかどうかってことだと思ってて。1mm厚の両面基板に太さ1mmのパターンを1cm描いた時に、大体、抵抗1mΩインダクタンス4nHキャパシタンス1pfになる。

例えばここからなにかあった時に、容量やインダクタンスをパターンの幅と反比例、長さに比例すると思って変更してみるのは割とアリだと思う。

セオリーとして、低周波の回路では寄生容量に注目して、周波数が高くなればなるほどインダクタンス分が支配的になるから、その順に半分とか1/3とかの部品を挟んでみたりする。(プロに言ったら殺されないか心配だ……)

 

でもみんなその辺どうしてるんだろ?聞いてみたいな。

 

デジタル信号の立ち上がりについて、みたいな事を悩むのが辛いから大学で学部を選ぶ時に機械系にしたので、実はこの辺と向き合うのを避け続けて来てる節がある。出くわすと心折れるね……

 

 

とかとかね。 

音楽に関しては、純粋に楽しい心だけをガソリンに自分を動かして行きたいんだ。一緒に楽しめる人が居るならどこへでも会いに行くよ!

 

とりあえず12/2のビルダーズサミットにはお邪魔する予定。